免許なく脱毛機使用、エステ社長ら3人を医師法違反で逮捕
医師免許を持たないエステティシャンに、光脱毛機を使った医療行為を行わせたとして、千葉県警環境犯罪課などは28日、東京都港区六本木、エステ経営会社「リンクアップビューティ」(東京都新宿区)社長、栗原正樹容疑者(35)ら役員3人を医師法違反(無資格医業)の疑いで逮捕した。
調べによると、栗原容疑者は役員2人と共謀し、同社が経営するエステ店「ピュウ・ベッロ千葉店」(千葉市中央区)で5月から10月にかけ、医師免許のないエステティシャン5人に、千葉市の女性3人に対して、光脱毛機を使った脱毛行為をさせた疑い。
女性らがかゆみを訴えるなどしたことから発覚した。栗原容疑者は「機械の使用に医師免許が必要だとは知らなかった」と供述しているという。
同社は、東京都や北海道などに「ピュウ・ベッロ」約30店舗を展開。県警は同社が全国の店舗で、従業員約200人に脱毛機を使用させていたとみて、余罪を追及している。
(2007年11月28日22時38分 読売新聞)