IPL |
Intensed Pulse Lightの頭字語から名付けられた言葉です。”集積された光の束”と言う意味です。様々な波長の光の集まり(下図)で、一般には波長450〜1000nmの光が用いられています。様々なタイプの光が皮膚に当たるので各々の光に応じた効果が得られます。シミやソバカスと言った色素を初めニキビ、シワ、タルミの改善や、脱毛などの効果があります。しかし目的を脱毛だけに限ってみれば、肌への影響が大きいIPLは、ややもすると火傷などのトラブルがレーザーに比べて起きやすいので医療機関では脱毛目的で用いられる事は余りありません。 |
笑気ガス |
亜鉛化窒素(N2O)の別名です。吸うと筋肉が弛緩して笑ったような表情になることから、こう呼ばれています。実際に笑うわけではありません。 |
笑気麻酔 |
笑気ガスを用いた麻酔で、実際には酸素と一緒に吸うことになります。完全に意識が無くなる訳ではなく、少し「ボーッ」として、リラックスした状態になります。鎮痛効果が強いので古くから歯科領域で用いられる事が多く、安全性は確立されています。笑気を吸うのをやめると数分で元の状態に戻ります。 |
ナノメーター |
10億分の1メートルという極小さい単位を指し、”nm”と表記します。ナノとは10億分の1を表わす言葉です。ナノテクノロジーは、その単位での技術を指し、今後発展が期待される分野です。ちなみに、デシ=10分の1、センチ=100分の1、ミリ=1000分の1、マイクロ=100万分の1、ピコ=1兆分の1となっています。 |
波長 |
レーザー |
LASERは、Light Amplification by Stimulated Emission of Radiationの頭字語から名付けられた言葉です。普通の光と違って拡散することのない単一波長の光です。日本語に約すと、”放射の誘導放出による光の増幅”となります(何やら理解しにくい言葉ですね)。機械で作る人工的な光ですが、この波長はレーザーを作る媒体によって決まります。媒体には、ヘリウム、二酸化炭素、ルビー、ダイオード、ヤグ、アレキサンド(人工石)がありますが、脱毛に用いるレーザーはアレキサンドやダイオードが代表的です。レーザーは様々な分野で用いられており、医療以外で身近なものとしては、おもちゃ、娯楽演出、レーザープリンター、レーザーディスクなどが挙げられます。 |
レーザー脱毛 |
レーザーを用いた脱毛です。脱毛の方法は大きく針脱毛と光による脱毛に分けられますが、どちらも医療行為ですので医療機関でのみ受けられる施術です。光脱毛は、レーザーとIPLと言う光による脱毛に大別できますが、簡便さや安全性の点でレーザーの方が勝っており、厚労省も光脱毛はレーザーのみ許可しています。 |